LINEには友だち機能で追加している友だちと無料で電話ができる「LINE通話」と、格安で携帯電話や固定電話に電話することができる「LINE Out」という機能があります。
LINE OutはLINE通話と何が違うのか、電話をするにあたってかかる料金や使用方法について詳しく解説していきます。
また、LINE Outの無料版である「LINE Out Free」についてもお答えしていきます。
もくじ
LINE Outはどんな機能?
LINE Outは、有料で携帯電話や固定電話に電話をかけることができる機能です。
LINEに追加している友だちのみと通話が可能だったLINE通話とは大きく異なり、LINEユーザー以外とも通話が可能となっています。
また、LINE Outは通話料金がかかってしまいますが、携帯電話を使って電話をするよりも1分あたり数円~数十円というコスパの良さも魅力的です。
PCでの通話は不可
LINE通話はPC版LINEからも利用することができましたが、残念ながらLINE OutはPCで通話することができません。
ですが、IP電話などPCで電話ができる機能が少しずつ増えてきているため、将来的にLINE OutもPCに対応していくのではないでしょうか。
LINE Outはインストール不要!
LINE Outを使用する際はLINEアプリを携帯にインストールする必要がありますが、そのほかに追加や面倒な設定などは必要ありません。
LINEのホーム画面から簡単にLINE Outを使用することができます。通話方法については後ほど詳しく説明していきます。
あえてLINE Outを使用する意味とは?
LINEの無料通話とLINE Outの違いは、有料で携帯電話や固定電話に発信することができ、無料通話よりも通話の音質が良いということです。
また、通常のキャリア携帯の通話料金は他の携帯電話にかけた場合におよそ20円から40円かかりますが、LINE Outから他の携帯電話にかけた場合は1分あたり14円とかかる通話料が大幅に下がります。
利用する料金プランによって更に通話料を安くすることができるので、携帯電話の通話料金を節約したい方におすすめです。
LINE Outの料金の仕組み
画像引用元:LINE公式サイト
LINE Outを使用する前に、まずは通話料金の仕組みについて解説します。
2種類のプランが用意されているので、プランの内容やかかる通話料金について理解しておきましょう。
2種類の料金プランがある
料金プランには通話に使用する分の料金だけチャージする「コールクレジット」と30日間決められた時間内で通話ができる「30日プラン」の2種類があります。
コールクレジットの詳細は以下の通りです。
- 使用する前にチャージが必要。
- 120円~6,000円の中からチャージ額を選ぶことが可能
- 使用期限はクレジットの購入から180日間
- 固定電話にかけた場合(3円/1分)3クレジット、携帯電話にかけた場合(14円/1分)14クレジット
30日プランを利用する場合はLINE Storeで事前に購入が必要です。
また、購入した日から30日を経過すると無効になるため、期限内に使い切る必要があります。
プラン内容と通話料金は以下の通りです。
- 固定電話と携帯電話に120分までかけられるコース:720円
- 固定電話と携帯電話に60分までかけられるコース:390円
- 固定電話にのみ60分までかけられるコース:120円
- 固定電話にかけた場合(2円/1分)2クレジット、携帯電話にかけた場合(6円/1分)6クレジット
Android版のLINEを使用している方は、LINEコインを使って通話をしたり、1コインを2コールクレジットに交換することもできます。
後払いはできる?
通話料金は決められたプランからのみ購入が可能となっています。
どちらの料金プランも事前購入をする必要があるため、LINE Outの通話料金を後払いにする方法はありません。
LINE Outの使用方法
電話番号を入力して発信する方法と、携帯の端末に保存している連絡先に発信する方法があります。
実際に操作しながら発信する手順を解説していきます。
発信するための操作手順
まず、ホーム画面の「サービス」をタップします。
「その他サービス」のアイコンを開きます。
一覧の中に「LINE Out Free」が出てきますのでそちらを開いてみましょう。
LINE Out Freeと記載されていますが、そのまま進んでいきましょう。
電話番号を入力して電話をかける場合は、通話ページの左上にあるこのアイコンをタップします。
電話番号を入力するページになりましたが、画面上部にある「LINE Out Free」の文字をタップし、「LINE Out」に切り替えてから電話番号を入力しましょう。
画面上部がLINE Outの文字に切り替わっていたら、あとは電話番号を入力し通話ボタンをおせば相手に発信することができます。
以上で操作手順は完了です。
端末に保存している連絡先に発信する方法
携帯端末に入っている連絡先に電話をかける場合は、まず上記で説明した手順通りにLINE Outの通話ページを開きます。
通話ページの右上にあるアイコンをタップしてみましょう。
連絡先のページが開いたら、該当する人の横にある「LINE Out」の電話マークをタップします。
相手の電話番号が表示されているので、通話ボタンをクリックしましょう。
LINE Outは海外で使用可能?
日本だけでなく、海外でも使用することが可能です。携帯電話と固定電話の両方を使用することができるので、海外旅行などでもLINE Outはおすすめです。
海外で使用する前に確認しておきたいポイントを解説していきます。
国によって通話料金が変わる
国によって通話料金が変わるため、海外でLINE Outを使用する際は、まず使いたい国の通話料金を確認しましょう。
1分1円で通話ができる国もありますが、中には1分の通話に100円以上の金額が発生する国もあります。
そのため、海外旅行でLINE Outを利用する場合は事前に通話料金を調べておくようにしましょう。
中国・ベトナム・香港などの一部では使用不可
2019年5月から、中国・ベトナム・香港など一部の国でLINE Outのサービスが終了しました。
ほかの国でもLINE Outに対応していない可能性が考えられるので、事前にLINEの公式サイトで最新の情報を確認しておきましょう。
LINE Out Freeとは?
LINE Out Freeは、LINE Outの一部機能が利用できる通話サービスです。
LINE OutとLINE Out Freeにはどのような違いがあるのでしょうか。
無料で通話することができる
LINE Out Freeは広告を15秒見ることで、無料で通話をすることができます。
電話をかける際は、LINE Outと同様の手順で電話番号の入力画面まで開き、画面上部にLINE Out Freeと表示されている状態で、電話番号を入力します。
あとはLINE Outと同じように発信すればOKです。
お店などの固定電話や携帯電話にかけることができる
LINE Out Freeも固定電話や携帯電話に無料でかけることができます。
そのため、お店にも電話をすることが可能です。
通話時間は携帯電話1分・固定電話3分の制限がかかっていて、通話時間が過ぎると通話中でも突然切れてしまうので、お店に予約するときなど早く要件が終わる電話の際におすすめです。
LINE Outはキャリア携帯の通話料よりも格安で固定電話や携帯電話に電話をかけることができる便利な機能です。
海外でも使用できるので、興味がある方は是非一度利用してみてはいかがでしょうか。
また、LINE Out Freeも広告を見るだけで無料で利用することができるので、試しに利用してみるのも良いかもしれませんね。