【フェイスブック】中国で使えない?禁止されている理由や解禁について




日本国内でFacebookを使っている人はリアルの友達とつながったり、投稿やシェアなどを使って知り合いとやりとりをする目的でいよしている人が多いかと思います。

Facebookは日本だけでなく海外にも普及している大手SNSアプリなので、海外旅行に行った際、現地で知り合いを作ったらFacebookでつながることもできますよね。

 

今では世界中のどこでも利用できるインターネットのように感じますが、実は一部の地域ではまだまだインターネットが利用できないところも多いです。

現在発展している中国でもインターネットの利用制限が厳しい状況。インターネットが使えないのは発展途上国だけでなく、先進国でも使えない地域があるということです。

現在の中国ではFacebookの利用ができません。その理由はなぜでしょうか?

 

今回は中国でFacebookが使えるかどうか、そして中国でFacebookが禁止されている理由と何とかして中国でFacebookを使う方法があるかどうかについて解説します。

 

もくじ

中国でFacebookは使える?使えない?

海外旅行や出張などの関係で中国に訪れる人もいるでしょう。中国に行ったことがある人はFacebookを利用しようと試したことはありますか?

海外に行く際には現地の無料Wi-Fiを利用したり、ポータブルWi-Fiを持っていったりするかと思いますが、それらのWi-Fiを利用しても中国でするか開けません。

 

一部で「中国でもFacebookは使える」という人もいますが2018年11月現在、普通のやり方ではFacebookを使うどころか、Facebookのウェブサイトを開くこともできなくなっています。

中国でFacebookが使えないため、これから中国に訪れる予定の人はぜひとも本記事をしっかり読んでいってほしいと思います。

 

中国でFacebookが禁止されている理由

なぜ中国ではFacebookの利用ができないのでしょうか。

そもそも中国で利用できないのは、世界的に有名なSNSであるFacebookをはじめ、手軽につぶやけるツイッター、動画を楽しめるYouTube、さらに世界中で利用されている検索大手のGoogleやGmailも利用できません。

私たちが普段日常的に利用しているSNSなどが中国では使えないということになります。

 

これらは中国がインターネットの利用制限をしていることが原因です。

実は中国では中国共産党政権が情報統制を行なっており、中国全土で利用されているインターネットでは、アクセス制限が設けられているのです。

 

実は2008年北京オリンピックをきっかけに中国でもFacebookやツイッターなどが利用できていました。

しかし2009年に新疆ウイグル自治区で死者190人以上、負傷者1700以上の大規模な衝突が発生してからというもの、情報封鎖をするために、インターネット管理局はインターネットの接続制限を厳しくしました。

 

中国版フェイスブックやメッセンジャーはある

中国ではFacebookが使えないものの、スマホを使えばFacebookアプリやダイレクトメール専用のメッセンジャーアプリはあります。

これらが利用できないのは、あくまでもインターネット制限があるためです。

ちなみにFacebookでも2007年には中国用のドメイン「Facebook.cn」を作成していて、2008年6月、中国語簡体字版を始めています。

中国語対応している

ちょうど北京オリンピックの時期に合わせているため、中国人が日本にきてFacebookを利用したりすることはできるようになっています。

現在でも中国人の利用に対してはFacebookからの制限はまったくありません。

そのため、中国のインターネット制限が解放されれば、何億人もの人口がFacebook利用を開始できるということです。

 

中国でFacebookを使う方法や代わりになるものはある?

では中国に住んでいる人はどうやってインターネット利用しているのでしょうか?インターネットの利用自体ができている状態なので、決められた範囲内になりますが、数少ないSNSなどを利用していると考えられます。

 

これから中国に行こうと思っている人は、せっかくなら中国からでもFacebookが利用できるようにしたいですよね。何とかして中学でFacebook使う方法について解説します。

まずFacebookにPC版とスマホアプリ版があり、これらが主流です。違うSNSを同じアプリで利用できる互換版もあります。

しかし中国に行くと、PC版、スマホアプリ版、互換版どこからFacebookを開いても接続エラーになります。

 

すでにFacebookアプリを持っている人は、そもそもアプリに対してFacebookからいいねコメントなどのプッシュ通知は届きます。

ただし、Facebookの通知をタップして開こうとしてもこちらも同じようにエラーになって開けず届いた通知を読むこともできません。

 

これらの解決法としてはVPN(virtual private Network)を利用するという方法しかありません。

「VPN」とは「仮想専用線」のことで、中国にすでにあるインターネットとは別のインターネットルートを作り出し、そこから利用するやり方です。

もともとVPNを使ったインターネットは暗号化されるため、セキュリティー性が高いと話題になりました。

中国でどうしてもFacebookを開きたい場合はVPN利用しましょう。

 

ちなみに中国ではFacebookの代わりになるSNSもあります。それがrenren(人人)というSNSです。

renren(人人)

Facebookの丸パクリだと言えるほど、仕様が同じになっていますよ。

 

中国に子会社を設立しFacebook解禁になるかと思いきや…

Facebook側としても中国にぜひともFacebookを利用してほしいため、何度か中国へのアプローチを試しています。

実は2018年7月18日に、中国の杭州西湖に子会社を設立しました。これを受けて、ニュースなどで「Facebook中国で解禁か」何度報道されましたが失敗に終わりました。

子会社を設立した際に、中国インターネット管理当局は認めず、登録抹消するよう抗議。そしてFacebook社は25日までに登録を取り消したのです。

 

FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグは何度も中国に訪問したり、積極的に交流したりして、引き続き中国のインターネット参入を推している状況です。

今まで何度も取り組んで何度も失敗しているため、今後中国がインターネットの制限を解除してFacebookを利用できるようにするかどうか分かりません。

 

Facebookで中国人からの乗っ取りには注意

ときどきFacebookを利用していると、アカウントが乗っ取られてしまうというトラブルが発生することがあります。

中国ではFacebookが利用できないため、もし自分のアカウントを乗っ取った人が中国人だと感じた場合は疑うようにしましょう。

中国以外に住んでる中国人の可能性もありますが、相手が身元を隠すために中国人を装っている可能性もあります。

何事もあれ乗っ取りには十分注意し、乗っ取られた場合はすぐに通報しましょう。