フェイスブックが日本に登場してから、10年が経ちました。今では日本だけでなく、発展途上国も含む世界中で利用される大手SNSにまでなっていますよね。
そんなフェイスブックの良いところは、リアルの知り合いだけでなく世界中のユーザーと繋がれること。同じ趣味を持つ人同士で、国境を越えてやり取りすることができるのです。
もちろん趣味だけではありません。外国語を勉強する仲間作りや、留学や旅行で外国に行ったときに知り合った人など、会って終わりではなくフェイスブックを利用して細く長く関係を続けることもできます。
そんなふうに世界中で利用されるフェイスブックだからこそ、言葉の壁は大きなもの。できるだけこの障壁を低くできるように、フェイスブックは翻訳オプションを付けるようにしました。
今回はフェイスブックで翻訳オプションの使い方や精度、そして翻訳の設定方法などを解説していきます。
もくじ
Facebookの翻訳オプション!iPhoneで英語などの投稿を翻訳する方法
フェイスブックでは世界中から投稿が集まるので、知らない言語で書かれた投稿も多いです。そこで翻訳オプションの出番!
フェイスブックの翻訳オプションは、難しい設定をする必要なく登録すれば誰でも利用できます。まずは投稿やコメントの翻訳の仕方を解説しましょう。
わからない言語の投稿を見つけたら、その下に「翻訳を見る」とグレー文字で表記されているかどうか確認してみてください。そしてタップしましょう。
すると、オリジナルの投稿の下に翻訳された投稿が表示されました!
自分の設定している言語に翻訳されるので、まったく読めない文字でもなんとか投稿にはどんなことが書かれてあるかが理解できますね。
投稿だけでなく、コメントも同様に翻訳することができます。なので自分の投稿に外国人からコメントがきても安心ですね。
Facebookの翻訳精度がひどい!?訳し方がおかしいと不評
ただ、この翻訳オプション…精度が良いとは言い切れません。もう一度翻訳の内容を見てみましょう。
翻訳オプションは実際に人がイチから翻訳しているわけではなく、機械が翻訳しています。そのため、正直なところ「訳し方がおかしい」と不評でもあるのです。
確かに日本語に翻訳された内容を見てみると、だいたい言いたいことはわかるものの、日本語的にはおかしな表現ばかりですよね。
難しい単語や形容詞、助詞、副詞などが難しく使われた文章構成になっていた場合、内容もさっぱりわからない翻訳になるでしょう。
ちなみに、実際の翻訳を評価することもできます。上記の赤い丸で囲まれた「この翻訳の評価」をタップ。
すると自分で翻訳を評価できます。精度を上げてもらうためにも評価をしてみてくださいね。
英語、韓国語など…実はFacebookの翻訳はボランティアがやっていた!
実はフェイスブックの翻訳は、企業自身が行っているのではなく、翻訳のボランティアが行っているものです。
ヘルプセンターではきちんとボランティア翻訳者が協力している旨が書かれています。
英語や韓国語、フィリピンご、イタリア語などはその言語を話せる人があくまでボランティアとして翻訳しているんですね。
「ボランティアだから精度がひどいんだ…」と思う人もいるかもしれませんね。
ですが、翻訳を改善したい人なら誰でもフェイスブックの翻訳ボランティアに応募できるようです。
これから自分の言語をブラッシュアップしたい人、翻訳の仕事のきっかけを作りたい人、フェイスブックの翻訳精度を高めたい人はぜひボランティアに挑戦してみてくださいね。
フェイスブックメッセンジャーも自動翻訳したい!翻訳アプリは?
ここまで、フェイスブックで翻訳オプションの使い方は精度について解説しました。それでは、フェイスブック専用のダイレクトメッセージアプリ「メッセンジャー」はどうでしょうか?
メッセンジャーとはフェイスブックをスマホで利用するときに、セットで入れておきたいメッセージの送受信アプリです。
フェイスブック経由で受け取ったメッセージは、フェイスブックアプリ内ではなくメッセンジャーで受信します。
外国人とやり取りする機会があるなら、このメッセンジャーこそ翻訳オプションが重要になるもの。しかし、現段階では残念ながらメッセンジャーに翻訳オプションが入っていません。
ただ、2018年5月にフェイスブック社よりメッセンジャーにも即時翻訳を導入することが発表されました。現在は英語とスペイン語のみの翻訳ですが、翻訳できる言語は徐々に増やしていく方針のようです。
これから日本語翻訳も追加されれば、英語を日本語に、日本語を英語に翻訳することもできます。
また、フェイスブックが出している翻訳アプリもチェックしましょう。
翻訳するターゲット言語を設定(日本語で利用するなら日本語)。あとは自動翻訳してくれるでしょう。
Facebookで翻訳しない・翻訳されなくなったらどうする?
たまにフェイスブックを見ていると、外国語でも翻訳されなくなったという経験はありませんか?いつもついていた「翻訳を見る」のボタンが消えてしまった、というパターンです。これには原因があります。
フェイスブックでは基本的に使用言語以外の言語で書かれている投稿は「翻訳を見る」のボタンがついていますが、何度か特定の言語で投稿したりコメントしたりすることで「その言語を理解できる」と判断されるような仕組みになっているようです。
筆者も外国人との交流が多いため、何度か英語でのコメントをしていました。すると英語の投稿からだけ「翻訳を見る」のボタンが消えました。
また、フェイスブックでは自分の理解できる言語を設定することも可能です。その「理解できる言語」に設定した言語の投稿からも「翻訳を見る」のボタンが表示されないようになっています。
このボタンを復活させたい場合、次の手順で行っていきます。
まずはアプリ右下の「三」マークから、「設定とプライバシー」→「設定」の順にタップしていきます。
続いて「言語」の項目をタップ。
この画面から各種言語の設定ができます。翻訳オプションを復活させたいときは「どの言語を理解できますか?」をタップ。
ここに「English(英語)」の項目がありますね。これが入っていることで、「理解できる言語」として認識されているため、フェイスブックの投稿を英語から日本語に翻訳できなかったのです。
「English」を削除して「理解できる言語」から除きましょう。そうすれば投稿画面で「翻訳を見る」のボタンが復活していますよ。
フェイスブックの翻訳機能を最大限活用して、外国人とのコミュニケーションの幅も広げていきましょう!