フェイスブックにはユーザーが安心して利用できるようにするため、スパムアカウントやフェイスブックコミュニティ規約に違反しているユーザーや投稿などを通報することができるようになっています。
フェイスブックの運営側に報告することでそのユーザーに制限をかけてもらったり、ひどい場合にはアカウントを停止してもらうことができるというのは誰でも知っていることでしょう。
しかし、実際のところ「フェイスブックに通報したら何がどうなってるの?」といった疑問ばかりありますよね。アカウント停止してもらいたくて通報したのにそのまま残っていたり、逆に自分のアカウントが停止されることも!?
そこで今回は「フェイスブックで通報したらどうなる?」ということをテーマに取り上げました。通報することで起こること、通知やアカウント停止までの処置などを解説していきます。
もくじ
Facebookで報告してアカウント閉鎖リクエストする方法
まずはフェイスブックでの通報のやり方を解説しましょう。フェイスブック上では「通報」ではなく「報告」または「問題を報告」と記載されてます。
まずスパムアカウントや不適切な行為・コンテンツの投稿などをしているアカウントを見つけたらその画面に移動しましょう。迷惑だからといってブロックしてしまうと、そのアカウント画面に行けなくなるので注意してください。
プロフィール画像の下にある右のボタン「その他」をタップします。
続いて「フィードバックを送信、またはこのプロフィールを報告」をタップ。
あとは問題の内容を選んで「送信」ボタンをタップすれば完了です。
この方法ではスパムアカウントの報告といった「悪意あるアカウントを通報する」だけでなく、例えば友達が助けを求めていたときに「この人を助けたいです」という内容の報告もすることもできるので覚えておきましょう。
最後のこの画面になったら報告は終了。あとはフェイスブックの対応を待ちます。
ただ、もしそのアカウントの停止をしてもらいたくてもフェイスブック運営側に自分から「このアカウントを停止してください!」と頼むことはできません。
アカウントを停止するかどうかは運営側がしっかり審査し、決めることなのです。自分にできるのは報告だけということになります。
Facebookで偽名を見つけたら通報するべき?
フェイスブックで報告できるのは、コミュニティ規約に違反している内容のみ。
コミュニティ規約では以下のことが定義されています。
・暴力行為および犯罪行為
・不適切なコンテンツ(アダルトや反社会的な内容など)
・保全性と真正性(自分以外の個人情報の公開や偽名など)
・知的財産権の尊重
この中には「偽名を使ってはいけません」という規約もあり、フェイスブックでは偽名での登録を禁止しているのです。もしもあなたが偽名を見つけた場合は、フェイスブックに報告する義務があります。
ただ「自分の勘違いかもしれない」「何かの事情で名前を変えたのかもしれない」と報告していいものか悩むこともありますよね。
そんなときは相手に直接尋ねてもいいですし、フェイスブックはきちんと審査した上で対処してくれるので、なんとなくわからない状態で報告しても大丈夫です。
Facebookで報告した後の審査やメッセージは?アカウント停止される?
フェイスブックで報告したあと、運営側はそのアカウントを審査することになります。ただフェイスブックには世界中に何億人ものユーザーがいるため、通報件数が多いのも事実。すぐに対処してくれるという保証はありません。
また、自分が通報したとしてもフェイスブックからはいちいち「このように対処しました」というメッセージや連絡が届くことはありません。なので経過がわからないのです。
相手側のアカウントを審査したときのフェイスブックの対処はいくつかかあります。
・相手に警告を出す
・相手の本人確認や認証を行う
・アカウントを停止する(警告なしで停止することも)
100%ではありませんが、悪意のあるアカウント、何度も行為を繰り返すアカウントは最終的に停止されるでしょう。
フェイスブックで通報やスパム報告したら相手にばれる?
また通報側が気になるのが「アカウントを通報やスパム報告したら相手ユーザーからはばれるのか?」ということではないでしょうか?
結論を言うと、フェイスブック側が相手に警告を出したりアカウントを停止したりすることで通報があったことはばれますが、誰が通報をしたのかということは一切ばれません。
また、フェイスブック側はプライバシー保護で一切情報開示をしないため、相手ユーザーが誰が通報したのかということを探し出すのは不可能になっています。
これから通報したいアカウントがいる人は安心して通報しても大丈夫そうです。
Facebookで嫌がらせとしてスパム報告してたらどうなる?
「相手が迷惑行為をしている」という理由で報告・通報する人がほとんどですが、フェイスブックユーザーの中にはただ単に「うざいから」「嫌いだから」という理不尽な理由でスパム報告をする人もいます。
これは完全に個人的な理由ですし、ただの嫌がらせです。相手が何も悪いことをしていないのにスパム報告をした場合、フェイスブックは審査の上で何も対処することはありません。
しかも何度も嫌がらせとしてスパム報告していたら逆に自分が目をつけられることになり、自分に制限がかかったり、アカウントを停止させられたりすることもあります。
フェイスブックで嫌いな人や投稿を見たくない相手がいる場合は、その人との友達を解除するかブロックするなどしましょう。決してフェイスブックの通報機能を嫌がらせで使ってはいけませんよ!
Facebookで自分がスパム扱いされたときは
「もし自分がスパム扱いされてしまったらどうしよう」の心配になる人もいますよね。実際にフェイスブックは規約が厳しめに作られているSNSですから、何気ない行動がスパムだと思われることもあります。
自分がスパム扱いされた時のペナルティはいくつかあります。
・警告が出る
・コメントや「いいね!」などの機能を一部制限される
・一時的にアカウントにログインできなくなる
など
これらのペナルティへの対処法を「ログインできる場合」「アカウント停止された場合」の2つに分けて解説します。
アカウントにログインできる場合
・フェイスブックからの警告の指示に従う
・時間を置いて一部機能の制限が解除されるのを待つ(1〜3日)
・フィードバックから申し立てをする
アカウント停止された場合
・アカウント停止が解除されるまで待つ(1〜3日)
・アカウント停止に対する異議申し立てを行う
規約に違反しているユーザーは通報して安全にフェイスブックを楽しみましょう。また、自分が報告された場合はフェイスブックの指示に従い、今後は気をつけて利用するように注意しましょう!