国内で約8,000万人ものユーザー数を抱えるSNSの「LINE」。
「何となくみんな使っているからLINEを入れている」という方も多いのではないでしょうか。
いい点ももちろんあるLINEですが、ときには「LINEのこの部分が煩わしいんだよな…」と感じることもあるでしょう。
今回はそんなLINEのメリットやデメリットを紹介していきます。
いい点と悪い点をしっかり理解して、今後の利用に役立ててみてください。
もくじ
LINEのいい点(メリット)を紹介
まずは、LINEのいい点(メリット)についてまとめていきます。
メッセージを送り合うツールとして「Eメール」から「LINE」へ移り変わった理由がわかると思います。
直感的でスピーディな会話が魅力
メッセージのやりとりが直感的でスピーディーなのがLINEの魅力です。
Eメールのようにいちいち受信したメールを開いて、返信ボタンを押して、メッセージを書いて送信といった手間が必要なく、会話のようにメッセージを送り合うスタイルが人気を集めています。
ちょっとした相槌やリアクションも気軽に送れるので、より臨場感のあるコミュニケーションができるのがLINEの最も大きな特徴といえるでしょう。
画像や動画もサッと送れる
LINEはメッセージだけではなく画像や動画も送信することができます。
送信する時も画像フォルダから送りたいファイルを選ぶというやり方だけではなく、その場で撮影した画像や動画をそのまま送信する機能があり、こういった利便性も魅力の1つです。
文字以外のコミュニケーションも気軽にできるという点は、Eメール時代にはなかった機能といえます。
無料で通話できる
LINE登場前にも無料で通話できるサービスは色々とありましたが、「無料で通話できる」というのもLINEの魅力です。
いまでは通話よりもLINEを通じて電話をするという方も多いのではないでしょうか。
通話料を気にすることなく友人や恋人と会話ができるというのは非常に魅力的です。
スタンプの種類が豊富
LINEの特徴でもあるのが「スタンプ」です。
無料で使えるものから、購入して使えるものまで種類が豊富で、ユーザーがLINEスタンプを販売したり、人気アニメや有名人とのコラボスタンプなどもラインナップされていたりします。
スタンプの種類によって個性を出すこともできますし、簡単な相槌やリアクションもスタンプ1つで済ませられるというのも魅力的ですね。
LINEの悪い点・不便な点(デメリット)を紹介
上記のような理由から幅広い支持を集める「LINE」ですが、一方でLINEについてあまり好きではないという方もいるでしょう。
ここではLINEの悪い点や不便な点(デメリット)を紹介していきます。
「既読」はやっぱりLINEのデメリット?
LINEの特徴的な機能の1つでもある「既読」。
メッセージを受信し、開いて確認をすると相手側に「既読」マークが表示され、メッセージを確認したことを示す機能です。
送ったメッセージが相手にちゃんと届いているかどうかの確認としては便利な機能なのですが、中には「既読」マークが表示されることを煩わしく感じる方もいるようです。
「既読」マークが表示されることで返信に対する義務感を覚える人もおり、それがプレッシャーに感じられます。
LINEでメッセージを受信しても「既読」マークが付かないようにあえてメッセージを見ない方もいるでしょう。
逆にメッセージを送った相手が「既読」したにもかかわらず返信をよこさないとイライラしてしまうこともあります。
「既読」マークはLINEの特徴的な機能の1つではあるのですが、付き合い方を整理しておかないと厄介な存在になってしまうかもしれません。
グループLINEは面倒?
LINEには1対1のコミュニケーションだけではなく、複数人でグループを作ってチャットルームのような形でやりとりをする「グループLINE」という機能があります。
友人グループや部活やサークルなどでグループLINEを作り全体連絡などにも使ったりしますよね。
確かに便利な機能の1つではあるのですが、場合によっては面倒なことも生じます。
例えば、グループ内でメッセージを送る/送らないの基準が曖昧だと、些細なことでみんながリアクションをして、結果的に通知が鳴り止まないといった状態が生まれます。
会話に加わっている方にとっては楽しいのかもしれませんが、そうではない方にしてみれば迷惑に感じることもあるでしょう。
グループLINEとの付き合い方もある程度考えておかなければ、便利な機能がデメリットに変わってしまうかもしれません。
LINEは絶対に必要か?
メリットとデメリットの両方が存在する「LINE」。
これだけ人気を集めている状況で「LINEを使わない」という選択をとるのは難しいかもしれません。
しかし、だからといってLINEが絶対に必要であるわけではありません。
自分自身の感覚と付き合う人との関係性などを考えて「LINEを使わない」という方も中にはいます。
LINEしない人の特徴
先ほど紹介した「既読」や「グループLINE」を煩わしく思いLINEをやっていない方も多いでしょう。
また、LINEのアカウントは作っているけど積極的に利用しない方もいると思います。
そういった方の特徴としては、友人間での人間関係のしがらみを面倒に感じている人が多いと思われます。
LINEによってより近距離でコミュニケーションが取れるようになった一方で、そういった状況にコミュニケーションコストを割くのは割りに合わないと感じるかもしれません。
1人の時間を優先するために、他人とのコミュニケーションに割く時間をある程度限定するという意味でLINEを使わないという選択もあるでしょう。
LINEを使わないからといって人間関係が悪化するというわけではなく、あくまでそれに関しては付き合い方によってどうにでもなるといえます。
LINEの良さがわからない場合は?
LINEの機能や特徴を受け付けないと感じるのであれば無理に使う必要はありません。
絶対に必要なサービスというわけではありませんし、コミュニケーションツールはLINEだけではありません。
もしそれでもLINEアカウントを持っておかないと友人と連絡が取りにくくなるというのであれば、アカウントだけ作って使用は必要最小限にとどめたり、通知などが煩わしいなら設定をOFFにしたりして対応してみましょう。
LINEをやめるデメリットは?
LINEでの特徴的なコミュニケーションのスタイルが合わずストレスに感じてしまう方はLINEをやめてしまうという選択もありです。
しかし、これだけユーザー数の多いLINEでもあるため、例えば初対面の人と連絡先を交換する時に真っ先にLINEが使われるケースも多いです。
そういった際にLINEをやめてしまうと不便になってしまうかもしれません。
また、友人からの誘いやグループLINEを使っているコミュニティから仲間外れとまではいかないものの、遊びの誘いなどが減る可能性もあります。
LINEをやめるときには周囲の人間関係も勘定に入れて判断しなくてはなりません。
LINEが原因で生じる問題を事例ごとに紹介
ここまでLINEのメリットやデメリットを中心に書いていきましたが、ここではLINEが原因で生じるトラブルを紹介していきます。
LINEを使っている中で思いもしない事態が生じたり、トラブルに巻き込まれる可能性もあるので注意しておきましょう。
ゲームなどLINE他アプリの連携によるデメリットがある
LINEではその他のアプリアカウントと連携することによって便利な機能を使うことができます。
しかし、一方でアプリとSNSを連携させることによって意図しない情報を拡散してしまうリスクがあります。
LINEだとタイムラインという投稿機能がありますが、LINEと連携して使用したアプリの操作などが自動的に投稿されてしまい誤解を招く可能性もあります。
LINEとアプリの連携で失敗をしたことがあるという方も多いでしょう。
使う時には設定なども含めてよく理解しておかなければなりません。
LINE乗っ取り被害も数多く起きている
LINEを使っている中で怖いのは「アカウントの乗っ取り被害」です。
第三者が勝手に自分のアカウントへログインし、持ち主になりすましてLINEを利用するという被害が起きています。
友人に詐欺まがいのメッセージを送信したり、個人情報や決済情報の流出リスクも伴います。
LINEを使用中の方はセキュリティ設定をしっかり行うこと、LINEをほとんど使わなくなったという方はアカウントを放置するぐらいであれば削除しておくのもリスク回避には有効です。
LINEのメリット・デメリットを抑えて快適に使おう!
人によって好みが分かれる「LINE」。
楽しく使いこなせる方もいれば、近すぎるコミュニケーションを鬱陶しく感じてしまう方もいるでしょう。
LINE自体は絶対になければならないものではないため、メリットやデメリットを理解して快適に使いこなせるようにしてみましょう。