【フェイスブック】問題点は個人情報流出!日本での事例と対処法




度々、フェイスブックは個人情報流出や情報漏洩の問題が取り上げられています。本名を登録するSNSとして、主に40〜50代に人気ですが、やはり他のSNSよりも登録する個人情報が多い分流出の問題があるのでしょう。

とはいえ、それでもフェイスブックがSNS界から衰退する様子はありません。こういった問題がありながらもユーザーの支持を集めています。

 

そこで今回は、フェイスブックの個人情報流出の問題をまとめました!実際に日本ではどんな事例やニュースがあったのかの紹介と、自分でできる対処法はあるのかなどについて解説します。

 

もくじ

Facebookの個人情報流出の日本の事例と問題点まとめ

まず、実際に日本ではどのような個人情報流出事件があったのか事例をご紹介します。

 

実は2018年3月17日、フェイスブックから膨大な量の個人情報が流出したことが発覚しました。その被害者は約8,700万人!そのうち7,000万人がアメリカのアカウントだったようです。その他はイギリスやインドネシアなど。

情報漏洩の原因としては、フェイスブックでの性格診断ができるアプリを使ったことによる流出なのだそうです。

 

日本人は外国人よりも疑い深く、注意深い性格です。そのため、フェイスブックを利用していても大切な個人情報を登録していない人が比較的多いでしょう。

それでもやっぱり、今回の個人情報流出事件で日本では約10万人もの個人情報が流出してしまっています。8,700万人と比較したら10万人なんて少なく感じるかもしれませんが、決して少ない数字ではありませんよね。

今回の事件は性格診断アプリで個人情報流出したわけですが、そこから問題点が見えてきます。その問題点をまとめました。

 

フェイスブックでは個人情報を入力することに抵抗が少ない

フェイスブックには本名で登録して、生年月日や電話番号、メールアドレス、居住地、家族関係などまで登録しています。

こういった背景から「フェイスブック=リアルの情報を登録するもの」と認識してしまっているので、問題となった性格診断アプリにも自分の個人情報を登録することに抵抗が少なくなったのでしょう。

 

フェイスブックのセキュリティを全面的に信用している

フェイスブックでは、例えばユーザーが個人的な写真や情報を流出させてしまったとか、個人情報を登録して公開していたといった事件が多いですが、それはユーザーの使い方が問われるもの。

それ以外で、フェイスブックに個人情報を登録したからといってフェイスブック側から流出することはありませんでした。

そのため、ユーザーはきちんと自分の使い方さえ気を付けていれば、あとはフェイスブックのセキュリティを全面的に信頼してしまうのです。この信頼感=過信が、個人情報流出につながったんですね。

 

危機感があまりない

日本人は疑い深い性格ではあるものの、日本はとても平和な国で、こういった個人情報流出の事件は外国よりも少ないのも事実。たとえニュースで取り上げられても、大半の人は他人事のように眺めているくらいでしょう。

この日本人の危機感の無さが災いして「フェイスブックは大手だから大丈夫」と思っていたのでしょう。確かにフェイスブック内のアプリなので、危険性を考えて使う人は少ないのだと思います。

 

これらの問題点をふまえて、今後のフェイスブック利用時はどうするべきかしっかり考えたいですね。

 

フェイスブックの情報流出・情報漏洩事件のニュース

それでは2018年3月17日に発覚した、フェイスブックの個人情報流出事件のニュースをもっと具体的に見てみましょう。個人情報流出を防ぐために、自分でできることはなかったのでしょうか?

 

事の発覚は、フェイスブックで働いていた元従業員クリストファー・ワイリーという人からの告発でした。彼は4年前までフェイスブックで働いており、その後ケンブリッジ・アナルティカ社(以下、CA)で勤めています。

CAは2013年に、フェイスブック上に性格診断ができるアプリ「This is my digital life」というアプリを公開しました。CAはユーザーの同意の元、このアプリで個人情報を集めていたのです。

きちんとアプリでは個人情報を提供することに対するユーザーの同意を得ていたんですね。企業はユーザーの同意を元に個人情報を集めるので、当たり前のことでもあります。

 

しかしそれでも「フェイスブックのアプリは外部が作ったものもある」ということを知っていれば、多少は危機感を持つことができたのではないでしょうか。

 

被害に遭った8,700万人全員がアプリを使ったわけではなく、実際は26万人だけだったようです。アプリ内での回答プロセスで、結果として8,700万人もの個人情報が流出してしまったんですね。

アプリ内で他人の個人情報も渡してしまったということ。これは被害拡大につながるので、信用しているところでも他人の個人情報を渡してはいけません。

 

その後フェイスブックはCAに集めた個人情報を削除するように依頼し、CAは削除したと主張しました。しかし実際は削除されておらず、CAだけが悪いのではなく、フェイスブックの管理が甘かった部分もあるのです。

やはり大手会社でもこういったミスは起こりうるもの。私たち自身が自分の身を守らないといけません。

 

フェイスブックの「問題が発生しました」は大丈夫?

フェイスブックを利用しているときに、たまに「問題が発生しました」と警告文のようなものが出てくることがあります。

「問題」と言われるので、個人情報漏洩事件もあったし、何か大変なことになったのではないかと不安になる人もいるようですが、特に心配するようなものではありません。

 

「問題が発生しました」とは機能的なエラーやバグ、不具合などがあった時に出てくる文章です。例えば設定を編集したがエラーで編集できなかったとか、接続中に回線が切れたとかですね。

なのでそれほど大きく捉える必要はなく、いつも通りに利用しても大丈夫です。

 

フェイスブックで情報漏洩の原因を知って対処しよう

ここまでフェイスブックの個人情報流出のニュースと問題点を取り上げました。今回の件に関してはユーザーの利用の仕方が悪かったのではなく、運営側に問題がありましたね。

しかし、ユーザーはより注意深くフェイスブックを利用しないといけません。

 

今回のニュースで

・「フェイスブックアプリは外部のものが多い」ことを知らなかった

・他人の個人情報まで渡してしまった

・危機感がなさすぎた、信頼しすぎていた

・「フェイスブックはこういうもの」と盲目的になっていた

といった点が原因だとわかります。なので、この原因を知っていればこれから対処できるはずです。

 

・フェイスブックに入っているアプリでも個人情報は提供しないようにする

・他人の個人情報は絶対に提供しない

・少しでも違和感を感じたり不安を感じたりしたらやめる

・必要ない個人情報は登録しない

今後情報漏洩の被害に遭わないように、こういった対処をして安全にフェイスブックを利用しましょう!