実名登録を基本とするフェイスブック。利用したことがある人はわかるかと思いますが、ツイッターやインスタグラムなど他のSNSと比べて規約が厳しめにつくられています。
偽名やニックネームでの登録は禁止で、必ず姓と名、しかも本名で登録しないといけませんし、ちょっとしたことでもアカウント停止されやすいです。
これはフェイスブックの匿名性が低いという特徴から、ユーザーが安心して利用できるようにするためなのでしょう。
また、厳しい規約のひとつで「個人アカウントを複数作ること」も禁止されています。ただこれは「個人アカウント」に限る場合のみ!
最近ではどの企業もフェイスブックに参入しているので、個人アカウントと別にビジネスアカウントを作ることは可能です。
今回は複数アカウントの作り方から切り替え方法、アカウント停止されないための注意点などを解説します。
もくじ
Facebookで仕事用アカウント(ビジネスアカウント)を複数管理!
フェイスブックには「フェイスブックページ」や「フェイスブックグループ」といった、普通のアカウントとは別のページ・グループを作れる機能があります。特にフェイスブックページは企業が作っているイメージが強いです。
ですが、普通のアカウントを「個人用」「ビジネス用」と分けることはできないし、フェイスブック自体にも見分けるためのアルゴリズムは無いと言えます。
規約上では「アカウントを複数持つことは禁止」としていますが、正直これは表面上だけ。
企業がフェイスブックに参入する際、担当者の個人アカウントをビジネス用途で使うのは気が引けることから、もうひとつのアカウントを作るのです。
もちろん個人アカウントをそのままビジネスでも使っている人も多いですが、仕事用アカウントを分けて作り、そっちでフェイスブックページを運営する方がメリハリがつきやすいですよね。
なので、フェイスブック側も「個人アカウント」「ビジネスアカウント」の2つを持つことを容認しています。実際にフェイスブックのログイン画面でも、複数のアカウントを簡単に切り替えられる機能が備わっているのです。
企業のフェイスブック担当者はいつもプライベートで使っているアカウントと別のビジネスアカウントを作り、フェイスブックページを運営していきましょう!
Facebookで二つのアカウントの作り方!複数アカウントは電話番号に注意
フェイスブックで二つ目のアカウントを作るのは、最初のアカウントを作ったときと同じ手順でOKです。
ただし、アプリやブラウザで一度フェイスブックを使ったことがあるならログイン状態を維持しているはずなので、一度ログアウトしましょう。
アプリの場合、右下の「三」アイコンをタップし設定画面に移動したら、下にスクロールしていきます。一番下に「ログアウト」とあるので、そこをタップすればログアウト完了です。
そのままログイン画面に移動するので、下にある「新しいアカウントを作成」をタップ。ここからビジネス用になるアカウントを登録していきましょう!
登録には氏名、生年月日、性別、電話番号orメールアドレス、パスワードを入力するだけ。ただしここで注意しないといけないのが電話番号です。
同姓同名、誕生日が同じアカウントがあっても、そういう人が存在する確率はゼロじゃないので、フェイスブックからは何のペナルティもありません。
ただし電話番号とメールアドレスですでに登録されているものは、新規で登録できないようになっています。
電話番号、またはメールアドレスのどちらかはログイン時に必要な情報なので必ず登録は必須。だけど個人アカウントですでに登録してある電話番号は使えないので、他の電話番号を使うしかないんですね。
おすすめは、電話番号ではなくメールアドレスで登録すること。誰でも個人のメールアドレスと会社で使うメールアドレスを分けていると思うので、フェイスブックでも使い分けましょう!
Facebook複数アカウントの切り替え方法:別アカウントにログイン
登録が済んだら、きちんとアカウントが切り替えられるかの確認も最初にしておくと安心です。アプリを使っている場合、アカウントの切り替えがとても簡単ですよ。
新規登録後はそのアカウントでフェイスブックを開いているので、先ほどと同じ手順でログアウトしましょう。
今度はログイン画面が変わりました!メールアドレスやパスワードを入力する手間は必要なく、ログインしたいアカウントの写真をタップするだけでログインできるのです。
逆を言うといちいちパスワードなどを入力しなくなるので、パスワードを忘れる危険性があるということでもあります。忘れないパスワードに設定するかメモをしておきましょう。
なお、個人用とビジネス用で同じパスワードを使うのは安全上おすすめしません。
フェイスブックで複数のアカウントが停止される理由
いくらフェイスブックが個人用とビジネス用の複数アカウントを持つことを容認していても、アカウント停止されることはあります。その理由は次の通りです。
・誰かが通報した
・個人用とビジネス用の見分けがつかず、どちらも個人アカウントと判断された
個人用とビジネス用で複数アカウントを持つなら、きちんとメリハリをつけた使い方をしないといけません。友達が両方のアカウントを見つけたときでも仕事用と理解し、通報を避けてもらうようにしましょう。
フェイスブックの複数アカウントをまとめることはできない
複数のアカウントを持ちすぎた場合や複数の管理に疲れたら、ひとつにまとめたいときってありますよね。
ですがフェイスブックでは複数アカウントを統合することはできない仕様になっています。フェイスブックでも公式に「できないけど切り替えは可能」と回答しています。
複数アカウントをまとめたいときは、登録している情報を残すアカウントに移行してからいらないアカウントを削除しましょう。その際、投稿内容などは移行できないので新たに投稿し直すしかありません。
Facebookの複数アカウントのうちひとつを削除する方法
それは複数アカウントを持っているとき、ひとつを削除する方法を解説します。
まずは残すアカウントでログインし、削除予定のアカウントを検索してプロフィール画面に移動。その際、友達にはならないようにしておいてください。
プロフィール写真の下のある「その他」のアイコンをタップし、次に「報告」をタップ。そして次の画像の手順通りにタップしていきます。
「このアカウントを閉じる」をタップした後は、フェイスブックが「本当に同一アカウントか?」を調査してから削除されます。消してもらうためにプロフィール画像など同じものを使っておくといいかもしれません。
複数アカウントを上手に切り替えながら、フェイスブックを有効に使ってください!