現在、SNS界の王者として君臨しているフェイスブック。当たり前ですが、登場した頃は本当に小さなコミュニティのSNSでした。しかし、それが現在は世界中のユーザーが利用するほどになっているのです。
実はフェイスブックの誕生の話を元に制作された映画があるのをご存知ですか?その映画のタイトルは「ソーシャルネットワーク」。
ソーシャルネットワークを生み出したフェイスブックがどのようにして誕生したのか、製作者のザッカーバーグの人間性や周りの人間とのつながりや裏切りまで、フェイスブック設立に至るまでの葛藤が描かれています。
今回はフェイスブック映画「ソーシャルネットワーク」について取り上げました。
もくじ
フェイスブック映画「ソーシャルネットワーク」のあらすじ解説
フェイスブック誕生の裏側を描いた映画、ソーシャルネットワーク。どんなお話なのか気になりますよね。まずはあらすじを解説します。
主人公のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は一流大学ハーバード大の学生。ですがパッとしない印象から、友達が少ない人でした。
彼は学内で友達を増やすためのサイトを親友と立ち上げ、瞬く間に学生たちの間に広がります。これが現代のフェイスブックの基盤となるのです。
噂が広がることで、ナップスター創設者のショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)と出会います。彼はマークにフェイスブックをビジネスで使わないかと提案され、次第に社会現象を巻き起こすほどの巨大企業に成長していきます。
この物語の中でマークは有名人となり巨万の富を得ますが、本来の目的であるはずの「友達」から裏切られたり、お金や女に溺れたりと人間の黒い部分も映し出されている映画です。
フェイスブック映画「ソーシャルネットワーク」の感想紹介
この「ソーシャルネットワーク」を観た人はどんな感想を抱いたのでしょうか?筆者も映画を観たのですが、Twitterから感想をいくつか引用して生の声を聞いてみましょう!
確かに開発者のマーク・ザッカーバーグは天才だと言われ、もてはやされました。それでも彼は男ならではの悩みを抱えており、一人の人間だということが伝わります。
「ソーシャルネットワーク」の中にはこれ以外にもいくつか名言になりそうなセリフが登場しています。特にマークとショーンのセリフに注目しながら観てると、学ぶことも多いかもしれません。
フェイスブックはもともと大学内のサイトとして立ち上げられましたが、今では確かに年齢層が高めになりましたね。現代の若者は匿名性を重視していますが、登場した当時は逆に「本名で利用する」というのが新鮮だったのでしょう。
人生はいつもたくさんの選択があります。「ソーシャルネットワーク」でもマークがお金や女に溺れて、大切な友達を失う様子が描かれています。
フェイスブック誕生の裏側を映画で知ることで、ザッカーバーグがどんな気持ちでフェイスブックを世に送り出したのか、どんな感情を感じてきたのかなどがわかり、フェイスブックに対する思い入れが変わるかもしれませんね。
「ソーシャルネットワーク」は実話じゃない?批判殺到の理由
Twitterでは賞賛の声がたくさん上がりましたが、全体で観ると賛否両論別れる映画でした。Yahoo!映画での評価も5のうち3.6と悪くはないものの「絶賛!」というほどではありません。その理由は何でしょうか?
実はこの映画、誰もが実話だと思っていますが100%実話という訳ではありません。脚色も入っていますが、それ以上にフィクション部分が大きいのです。
それもそのはず。フェイスブック開発者マーク・ザッカーバーグに取材をして制作したのではなく、フェイスブック開発の途中で追放されたエドゥアルド・サヴェリン(映画の中では親友)に取材して作った映画なのだとか。
フェイスブック開発者本人からではなく、途中で抜けた人物からの取材ならばわからない部分が多いためフィクションもたくさん入ってくるでしょう。
また、ザッカーバーグの視点とサヴェリンからの視点では物の見方が違うわけですから、それが映画にも影響するはずです。
とはいえ「仲間の裏切り」「人間の泥臭さ」といった本質的な部分はしっかり描かれているのだと思います。
「実話」として観るとちょっとあれですが、ひとつの「映画」として観ると学ぶこと、感じることも多いでしょう。
「ソーシャルネットワーク」のエリカは架空?双子の撮影方法は?
ここでひとつ「ソーシャルネットワーク」のフィクション部分や誰もが疑問に思う撮影方法について解説します。
まず、冒頭でマークと口論していたマークの元彼女エリカ。彼女は架空の人物であったことがわかりました。
一度別れたものの、マークはエリカと話そうとしますが彼女は拒否。ラストシーンではエリカのフェイスブックに友達申請をしているシーンもあります。
ここまでさも「重要人物」かのように映画では描かれているのですが、架空の人物だとは…。
また、マークを目の敵とするウィンクルボスの双子。役者はアーミー・ハマーですが、確か彼は双子じゃなかったはず。なので双子のシーンで全く背丈も顔も同じ双子をどうやって撮影しているか疑問に思った人も多いです。
実はこれ、アーミー・ハマーの顔を別の俳優の顔にCGでくっつけて演じていたのです!これなら全く同じ顔で1人2役演じられますね。
フェイスブック開発の裏側だけでなく、「ソーシャルネットワーク」撮影の裏側を知るとより映画を楽しめるかもしれません。
「ソーシャルネットワーク」を観るなら無料動画やAmazonで
ここまでで「ソーシャルネットワーク」に興味が湧いてきた人もいるのではないでしょうか?
筆者も当時は何も知らずに観てすべて実話だと鵜呑みにしていましたが、実話じゃないこと、架空の人物がいること、撮影方法は…などの知識を持って観てみるとさらにおもしろい作品だと感じました。
この映画を観るならTSUTAYAなどでレンタルして観るのもいいですが、ビデオオンデマンドなどにもアップされています。
NetflixやHuluなら無料お試し期間があるので、その期間内なら無料で視聴してみてはどうでしょうか?
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「革命児」や「天才」と言われた男の葛藤、世界で愛されるSNS誕生の秘話などが描かれた映画「ソーシャルネットワーク」。ぜひ一度は観ることをおすすめします!